大人になれないワオの自由気ままブログ

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『恋と病熱』 米津玄師:我が人生の名曲達

我が人生の名曲達...

本日紹介するのは、現在人気上昇中のミュージシャン

米津玄師(米津さん)の曲ですo(^-^)

 

米津さんの歌は有名どころも確かにいいのですが、

アルバムの中のマイナーな曲も良曲がてんこ盛り!

これだけ色々な世界観や曲調の歌を作れる米津さん...まさに天才か!?

 

そして今回は、1st アルバム『diorama』から

『恋と病熱』を紹介していきます(^^)/

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米津玄師 1st Album『diorama』

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恋と病熱

作詞・作曲 米津玄師

 

好きなことが 少なくなり

嫌いなことが 沢山増えた

窓に滲む雲を見ていた

皆の背中を見ていた

 

言いたいことが だんだん増えて

言えないことが 沢山増えた

空が濁る頃に見ていた

夜になろうとするばかり

 

「何処にも行けない私をどうする?」

 

眩暈に溺れて夢を見ていた

白昼夢に全てを押し込んで

愛していたいこと 愛されたいこと

空っぽになるまで 詰め込んで

 

覚えたことが 沢山増えて

忘れたことも 沢山増えた

バスに揺られながら見ていた

君はカメラで何を撮る

 

「秘密にしてね、約束しよう」

それすらいつか一人になって

ボタン一つふいに千切れた

夜になろうとするばかり

 

「似ている二人をあなたはどうする?」

 

些細な嘘から炎症が起きた

ずっと微熱みたいに纏わりついて

愛していたいこと 愛されたいこと

棄てられないまま 赦しを請う

 

誰も嫌いたくないから ひたすら嫌いでいただけだ

皆のこと 自分のこと 君のこと 自分のこと

 

(君がいないと 色んなことが

 色んな風に嫌いになって

 

 病熱を孕ませ夢を見ていた

 盲いた目にみえた落ちていく陽

 愛していたいこと 愛されたいこと

 望んで生きることを 許してほしい)

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理解できるようで理解できない...

米津さんの曲にはそんなものが多い中で、この曲もその1つ。

 

「音楽は感じるもの」「音楽は聴く人、それぞれの捉え方があるからいい」

と私は思っています。

なので下記に私なりの感想を書きますが、皆さんも自分なりに聞いてみてくださいね♪

では...

 

この曲を聴くといつも夕暮れの街並みが浮かびます...

そこに大人になりきれないひとりの少年

思春期の少年の心の中の葛藤を表現しているような印象です。

また、この少年は好きな人を失ったのかもしれません。

 

「好きなことが 少なくなり 嫌いなことが 沢山増えた」

「言いたいことが だんだん増えて 言えないことが 沢山増えた」

「覚えたことが 沢山増えて 忘れたことも 沢山増えた」

これらの歌詞は、

大人になっていくと共に感じる人の内面をうまく表現していると思います。

 

そして、「窓に滲む雲」「空が濁る頃」「夜になろうとするばかり」

先の見えない未来や将来への不安が情景として浮かびます。

 

この少年の葛藤の内容は最後まではっきり分かりません。

何かを後悔している気もするし、

周囲について行けず大人になれない自分と戦っているような気もする。

 

ただ分かるのは、愛していたくて愛されたいこと

それを棄てられないこと望んで生きることを許してほしいこと

 

歌詞の途中では、

「赦し」という懺悔の意味のゆるすでしたが、

最後は「許し」という未来の行動への許可にかわっています。

少年なりの答えが少し見えたような気がします。

 

 

これらを踏まえ、この『恋と病熱』

大人になれない少年の弱さを絶妙なニュアンスで表現している曲だと思います。

心の中の葛藤、自問自答、譲れないもの、割り切れないこと...

 

過去に色々な経験をしている米津さんだからこそ作れる曲だと思います!

また、「些細な嘘から炎症が起きた ずっと微熱みたいに纏わりついて」という歌詞。

この表現は米津さんにしかできないだろうなといつも感じます。

意味を考えずとも、言葉から直接何かが伝わってくる...

初めて聞いたときは訳も分からず鳥肌が立ちました(笑)

 

というところで、今回の曲紹介を終わります!

以上、ワオの我が人生の名曲達でした~♪